1994-03-29 第129回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
畜産物価格等に関する決議(案) 我が国農業の基幹的部門である畜産業は、牛肉の輸入自由化等の影響が顕在化する中にあって、昨年十二月、乳製品の関税化を初め、牛肉・豚肉の関税率引下げ等を含むガツト・ウルグァイ・ラウンド農業交渉について政府が合意したこと等により、農家は一段と先行きにつき不安を感じている。
畜産物価格等に関する決議(案) 我が国農業の基幹的部門である畜産業は、牛肉の輸入自由化等の影響が顕在化する中にあって、昨年十二月、乳製品の関税化を初め、牛肉・豚肉の関税率引下げ等を含むガツト・ウルグァイ・ラウンド農業交渉について政府が合意したこと等により、農家は一段と先行きにつき不安を感じている。
以上のごとき施策は、対外的にも相互互恵の原則の上に立ちまして輸出の促進、貿易の規模の拡大をはかるという公理にもかなうわけでありまして、これは国際通貨基金及びガツトの目ざすところとも合致すると思うのであります。 以上、今後の経済運営の基本方針につきまして、政府の考え方を明らかにいたしました。 昭和三十一年度予算は、この趣旨にのっとって、財政の健全性を主眼として編成いたしました。
これはビルマとの交渉の一つの難点、困難のありました点でありましたが、ビルマ側は末だ曾つて如何なる国とも最恵国待遇を含む条約を締結していないということで、いわば敵国関係であつた日本との間に最初にそういう条項を入れた条約を締結するということは、国内感情から見ても困難である、併し現実にはビルマは日本のガツト加盟ということについて承認を与えております。
それから、来年の二月ごろからガツトの例の問題がありますから、その辺で十分主張すべきことは強く主張したい、かように考えております。 それから、農産物の輸入につきましては、今特に米のお話が拠りましたが、米は準内地米ということで輸入されるものは品質も相当良好なはずであります。
これは実は日本はすでにガツトの事実上の加盟国になつておりまして、関税上も最恵国待遇を受けております。また人間が行くにつきましても船が行くにつきましても、事実上何ら差別待遇を受けてないのでありますから実質的には大したことはありません。 次の第四条、漁業条約の締結、交渉の予約に関する条項でありますが、これは日印平和条約とまつたく同一でございますので御説明を省略さしていただきたいと思います。
これは午前にも簡単に御説明申し上げましたように、わが方としてはすでにガツトの事実上の締約国に相なつております。しかもビルマは日本のガツト仮加入の際にこれを積極的に推進して賛成してくれた国なので、ございます。でございますから、すでに関税上は最恵国待遇に均霑しておるわけでございます。
これは又経済外交の推進を強調する岡崎外務大臣からも、ガツト加入が問題になつている際に、やはり外務大臣としての見解も明らかにして頂きたいと思います。 最後に大蔵、通産、農林三大臣に重ねて質問いたします。東洋経済新報の十二月の臨時増刊に掲載されている資料を参考に供しますと、精糖会社は各社とも他事業に比べると著しい高収益を挙げておるとのことであります。
○国務大臣(岡崎勝男君) リンク制が、今通産大臣からお話がありましたように、一種の輸出補助のような形になりますると、これは多少問題があるのでありまして、お話のガツトに加入する等の場合に、ガツトの趣旨からいつて多少問題になり得る可能性はあるのであります。
それから第五は、ガツト加入の問題、外資導入の問題、生産性向上計画の問題、その他諸般の経済問題の検討でございまして特にガット加入の問題については、引続き非常な好意を寄せて、日本のいよいよ正式の加入ということについていろいろの援助と努力とを払つてくれているわけでございまするので、これに対しましては謝意を表すると同時に、一層その成果の早く挙らんことを懇請をいたしたような次第でございます。
そこでお尋ねのガツトの問題でありますが、これは先般もイギリスの議員団が多数参られてこの問題についても話をいたしました。要するにこういうことであるように私は考えております。これはいいこと悪いことは別として現実の事情としてはランカシヤー地方及びそれに関連ある地域から選出されている議員はたくさんある。
英国側の一部のものでしようが、例えばガツトの加入が許されておらんというようなこと、或いは出光石油がイランの石油を黙つてもらつて来るとかいうようなことを不平がましく述べられて、それが解決しないで、そんな思い上つた希望なんか述べたつて話にならんじやないかといつたようなことを我々は耳にいたしておるのです。ガツトの問題については現在どのように交渉は進行しているか、現在、只今、その問題について……。
ただこれを将来とも大いに拡大してやつて行くかどうかという点につきましては、実はガツト加盟問題とかいうような点に関連いたしまして、こういう協定貿易式のやり方というようなものが相当批判を受けておるわけでありますが、日本といたしましては、わが国の実情及びわが国の貿易の相手方の実情というようなものを考慮いたしまして、こういう制度は今後できる限り活用して行かなければならぬというふうに考えております。
もちろん中身は大したものではないのでありますが、たとえばガツトの問題、あるいは小笠原の復帰問題あるいは戦犯の釈放の問題――一番大事なビキニの水爆実験中止に関する問題は全然触れておりませんが、それにいたしましても、幾つかの問題は私どもとしてはやはり岡崎外務大臣をさしおいて、首相がやつたということに受取れるわけなのであります。
日本と英連邦諸国との通商関係の改善のためには、いわゆる不正競争の防止の問題、ガツトの正式加入の実現、通商航海条約の締結など、具体的の外交措置を要する問題があるのでありますが、総理はこれらの問題について英国政府当局と話合われた際、先方は如何なる意思を表示したか、又結局この問題はどう解決されるのであるか。昨日の総理の演説の中には、その点触れておられないので、これを明らかにして頂きたい。
(拍手) 英国においては、わが国のガツト加入及び通商航海条件の締結に対し好意的考慮を要望し、また、先方よりは平和条約第十六条の戦時俘虜救恤に関する義務履行の要求に対し早急にこれを履行すべく努力する旨私は答えておいたのであります。
そういうことを訴えた場合に、ガツト加入の問題とかなんとかいうことも言われておりますけれども、私どもは訴えるべきは訴えるのでありまして、そういう意味からするならば、これは国として八十二指定港の日本の表玄関がこういう状態でいいはずはないという気持に、みんながなつていただきますならば、もうちよつと抜本的な法律なり行政なりがあつてしかるべきだと私は思うのです。
同時にいわゆる特恵関税の趣意の盛り込まれておるガツト加入ということが何より必要であるということについての話も申述べました。それから各所でいろいろ日本のものに対する制限をまだしておるのです。
もう一つはガツト加入ですね、英国の態度に対する米国の見解、この点についてどういう見解があつたか、この二点だけお伺いいたしまして私の大臣に対する質問を終ります。
それとガツトの問題については、イギリスのバトラー蔵相と会いましてガツト加入についてバトラー蔵相に会つたときに……、バトラー氏は日英支払協定について非常に骨折つてくれて非常にこの頃は都合がよくなつた。
パキスタンは従来から日本のガツト加入につきましても、エカフェの加入につきましてもその他あらゆる機会に日本の国際機関進出について惜しみなき援助を与えております。また日本のコロンボ会議参加についても、非常な賛意を表しておられます。日本としては特に友好的な関係にある国と思つて、これを非常に重要に考えております。
それからイギリスヘおいでになる場合には、これは恐らくガツトの加入の問題についてイギリスが非常に反対をいたしております。ということは、日本の経済条件の非常に、何と申しますか、イギリスに対する脅威を感ずるが故に、これはガツトの加入を極力反対する。この問題は、これは国内問題であつて、ガツトに加入するというだけの問題ではない。
○説明員(石原武夫君) ちよつと御趣旨はわかりかねる点もございますが、御承知のように現在相当……、今ガツトの問題を御引用になりましたが、日本の商品は非常に価格が安くてダンピングだと言われる点がございます。それは今の日本の業界なり業者なりが非常に力がないために、それで一応景気が悪くなると、とにかく換金したいということでコストにも関係なく売る。
まあ私或る程度これはそうだと思うのでございますけれども、最近ガツト加入に対しまして日本が拒否されております理由に、日本の労働条件が非常に低いからということがガット加入を阻んでいる向う側の理由になつているわけでございます。
実は今から二年くらい前までは羽田の税関の取扱いが非常に厳格であるというふうに一部の非難を受けておつたのでありますが、これは多少手前味噌になつて恐縮でありますが、一昨年私がガツトの会議に出席いたしまして、その間欧州の各税関、空港の取扱い、或いはアメリカの取扱いなどを見ました結果、やはり羽田の取扱いを変えなければならんというふうに考えまして、帰国いたしましてからは、専ら大体におきまして欧州式な方法によつて
それからガツト問題がある。ココムの問題がある。ココムには日本の代表が大分出ておる。それから東南アジアの貿易というものが、これは政策を変更しなくちやならぬことになつておる。それから中近東の貿易の問題が政府では取上げられておるに違いない。台湾の貿易問題は中国の問題と非常に摩擦を起しておる事実がある。これに対してどう考えるかという問題、もちろん中、ソ貿易の問題、これら山積しておるのです。
ガツト加入が非常に困難性をきわめているのも、そういうところに一つの原因があるんではないかと思われるわけでございますが、特に繊維製品についてはイギリスが大きな注目と努力を払つているわけでございます。これの競争場裡に立ちまして、ただでさえも弱い弱いといわれている日本の業界がここへ出てほんとうに輸出を伸ばそうというには、よほどの努力がいるわけでです。
従つて先ほども大臣がお話になつたように世界銀行の調査団というような問題、またガツト加入だとかいうような問題が目の前に現われて来ているわけですが、こういうことをやつてもそういう外交問題というものには何らかわりがあるかないか、影響がないかどうかということを私は一応心配するわけでございますが、そういう問題に対して大臣は御自信があるかいなかをお伺いしたいのであります。
なお昨年十月我が国のガツト仮加入に際し、カナダは他の英連邦諸国と異なり、積極的に我が立場を支持する態度に出たのでありますが、この協定の交渉も同国の理解ある態度によつて順調に進められることになりました。 次に本協定の内容としては、一、両国が相互に関税に関する最恵国待遇を与えること。
○杉原荒太君 もう一つ、ガツトとの関係だが、この協定の建前では、この協定自体にはガットとの関係は特に明示理由は規定してないですね。つまり特にだね、ガットによる利益均霑は排除するという特別の規定がなければ、一般の原則の最恵国待遇のそのものの適用として、ガット税率に均霑できるのだとこう解釈ができるわけですか。